もちろんスーツケースの重さを測るはかりは用意しています。

今日は昼から親戚がうちにやって来た。

久々に会うということもあり、卒業と就職の報告も兼ねて色々と話した。

親戚といっても、あまり感じがいいとは言えない人だったので、今まできちんと話した事はなかった。だから、今日の「親戚(2人)対 僕」というシチュエーションはなかなか新鮮だったし、かなり緊張したー。

でも、話してみるとすごく温かみのある人で、経験に基づいたアドバイスもくれた。

そして何より、その親戚の息子さんの話を聞けたのが貴重だった。息子さんは米Yahoo!!で働いていて、検索エンジンのプログラミングをしているらしい・・・初耳!!(笑)その息子さんの生活スタイルや学生生活での転機の話、どれも刺激的だった。

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色々とお互いに話をする中で、その息子さんにも僕にも共通していたのが「上の人(上司や先輩)に見出される」ことの大切さ。あまり綺麗な言葉じゃないかも。でも、このことが僕にも息子さんにも、大小違いはあれど変化が起きるきっかけになったのは間違いなかった。

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息子さんが大学院進学前の春休み、偶然働くことになったアルバイト先でのこと。中2まで日本にいたことだけを理由に、「日本で会社を立ち上げる手伝いをしないか」という話を急に振られたらしい(笑)
大学院進学前ということもあって、さすがにどうしようかと迷ったらしいけど、教授から「そんな貴重な経験は滅多に出来ない。行ってこい!!お前の席は空けておくから。」と背中を押され、日本で働くことに。それからは人事、経営など、会社のあらゆる事に携わりながら1年かけて会社の基礎を作り、その会社を社長に引き渡して、帰国した。それからは、この経験が活かされて米Yahoo!!で今は働いている。

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上の話の流れだと本当に偶然、話が舞い込んできたように思えるかも。でも、その話が振られたのは、息子さんの特質した英語能力と仕事振りを「上司に認められていた」からだった。

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仕事をする中で、上司や先輩からの認められ方は二通りあると思ってる。それは、“この仕事ならこいつに振れば間違いない”という「特質型」と、“こいつならどれでもある程度こなせるから大丈夫”という「平均型」の二通り。
どちらも仕事が出来るのには変わりないけど、最終的に多くの機会を与えられるのは「特質型」の認められ方。チャンス然り、経験然り、昇格然り。

自分もアルバイトでの経験からその意味は分かっているつもり。だから、社会人になったら最初が肝心。どれだけ先輩方に「こいつは出来る!!」と思わせる事が出来るか。そのために入社直後は責任感をもって取り組みたい。母親が言っていた『30分前に着くぐらいの意欲があった方がいい』という話も、今日で腑に落ちた。スッキリ!!

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それにしても、話はまた戻るけど、その息子さんのライフスタイルが思いっきりぶっとんでた!!特に読書の話。日本にいない間は実家に、小説やらビジネス本、ハウツー本、有名人の書いた本…とにかくジャンルを絞ることなく、次々と購入した古本が届くらしい。CDも同じく。そんで帰国したら、アメリカで読むためにそれらをトランクともう一つのバックにぎっちりと詰め込んで持ち帰る。そして、それの繰り返し。ちなみに、重量オーバーにならないようにきちんと重さは測っているらしい(笑)いやー、出来る男は違うね!!

まぁ何を言いたいかと言うと、『主観で選りすぐることなく何でもインプットしようとする姿勢』が素晴らしいな、と。親が「それ、全部読んでるのか?」と聞いたところ、「興味があるところは集中して読む」と答えたらしい。そう。興味があれば読み込めばいいだけのこと。でも、読んでみないと分からない事、気付けない事がたくさんある。

だから、僕もこれからはとにかく何でもインプットしてみる、挑戦してみる。そんな貪欲な姿勢を大切にしていきたい。

長くなりましたが、以上!!

どんよくや